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学童保育所は新卒でも働ける?失敗しない会社選びのポイントもご紹介!

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「こどもと関わる仕事をしてみたい!」と思っていたり、保育や教育に関心があったりする学生の皆さんにとって、学童保育所は魅力的な職場の1つですよね。しかし「学童って新卒でも働けるのかな?」や「何か資格は必要なのかな?」という疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、学童保育所とはどういう場所なのか、学童で働く放課後児童支援員とはどんな仕事なのかを確認した上で「学童は新卒でも働くことができるのか」、そして「失敗しない会社選びのポイント」について詳しく解説していきます。
学童保育所とは?
学童保育所は、主に小学生を対象にした放課後の保育施設のことをいいます。保護者が仕事をしている間、子どもたちが安全に過ごせる環境を提供し、遊びや学習のサポートを行う場所で、「第2の家」と呼ばれたり、学校でも家でもないという意味で「第3の居場所」と呼ばれたりすることもあります。
学童保育所は、自治体が設置して運営をする「公設公営学童保育所」、自治体が設置して民間企業や団体に運営を委託する「公設民営学童保育所」、民間企業や団体・個人が設立し運営をしている「民間学童保育所」の3種類に大きく分類することができます。
本記事では「公設民営学童保育所」や「民間学童保育所」を運営する会社(株式会社、合同会社、一般社団法人、NPO法人など)選びのポイントをまとめていきたいと思います。
※公設公営学童保育所は自治体のHPなどで採用情報を公開していることが多く、自治体によって採用フローや募集時期、勤務形態が異なる場合があります。公設公営学童保育所で働きたいと考えている方は各自治体の募集要項をご確認ください。
放課後児童支援員とは?
放課後児童支援員とは、2015年度より創設された学童保育の指導員のための専門資格です。学童保育所で働くスタッフ=放課後児童支援員というわけではなく、自治体が実施する「放課後児童支援員研修」を受講して資格を保有している職員のことを放課後児童支援員といいます。
放課後児童支援員資格を持っていない学生のアルバイトやボランティア、パート職員の方なども未だ多く、学童保育所で働くこと自体に問題はありません。ただし、学童保育所には「2人以上の放課後児童支援員を配置すること」が義務となっているため、新卒の社員として学童保育所で働くのであれば放課後児童支援資格の取得は必須であるといえます。
放課後児童支援員資格を取得するための「放課後児童支援員研修」は誰でも受講できるわけではなく、以下のいずれかの条件に該当する必要があります。
◎研修の受講条件となる「実務経験」
・高卒以上で児童福祉事業に2年以上従事した経験
・高卒以上で放課後児童健全育成事業に類似する事業に2年以上従事し、市区町村長が適当と認めた場合
・学歴を問わず、放課後児童クラブで5年以上の実務経験がある場合
ただし、以下の資格や経歴を持っていれば、実務経験が無くても放課後児童支援員認定資格研修を受講することができます。
◎保有していれば実務経験が不要となる「資格・経歴」
・保育士資格
・社会福祉士資格
・教員免許(幼稚園、小学校、中学校、高校)
・大学で社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学、体育学のいずれかを専攻して卒業している
放課後児童支援員認定資格研修の申し込み方は各自治体によって異なりますが、東京都では研修事務局へ「受講申込書」、「本人確認書類」、「受講資格確認書類」を提出することで申し込みが可能です。研修の実施時期や詳細については、各自治体のHPなどをご覧ください。
放課後児童支援員の仕事内容
学童保育所での仕事内容としては、以下のようなものが挙げられます。
・遊びの見守り支援
・宿題の見守り支援
・身辺自立のサポート
・イベントの企画運営
・保護者対応
・その他事務作業(月次報告や企画報告書、お便りの作成など)
「こどもと遊ぶ」というイメージが強い放課後児童支援員ですが、実はそれ以外にも多くの仕事があることが分かります。最近は「非認知能力」(社会性や自己肯定感など点数で測ることができない能力)を伸ばすという重要な役割も注目されています。
学童保育所は新卒でも働ける?
結論、新卒でも学童保育所で働くことができます!その理由を丁寧に解説していきます。
①放課後児童支援員資格は入社後取得できるため
上記のとおり学童保育所で社員として働くには、放課後児童支援員資格の取得が必要となる場合が多いですが、大学や専門学校にいる間に取得する必要はなく、入社後に研修を受講すれば取得することができる仕組みとなっています。
大学や専門学校を卒業する時点で保育士・幼稚園免許や教員免許、社会福祉士の資格を取得していたり、社会福祉学・心理学・教育学・社会学・芸術学・体育学などを専攻していた場合はなお良し。そうでなくても実務経験を数年間積むことで放課後児童支援員資格の研修条件を満たすことができます。そのため学童を運営する会社に新卒入社することは全く問題ありません。
②人手不足の現場が多いため
学童保育所の需要は年々増加していて、学童を利用する児童の数がどんどん増えています。それに比例して学童で働くスタッフの数も増やす必要があるため、今の学童保育所は基本的にどの現場も人手不足…。そのため新卒採用を積極的に行い、長期的にこどもたちと関わってくれる人材を確保しようと動いている会社が非常に多いのです。
学童を運営する会社を選ぶ際のポイント
新卒でも学童保育所で働けることが分かりましたね。それでは実際に「学童保育所で働いてみたい!」と思ったとき、どんな学童を運営する会社を選んだら良いのでしょうか?失敗しない会社選びのために、以下のポイントをチェックしておくことがオススメです。
① 研修・サポート体制
新卒で入社をした場合、自分のためにも子どもたちのためにも、入職後の研修やサポートが整っているかどうかが非常に重要です。新人向け研修はもちろんのこと、定期的かつ継続的なサポートがあるのか、多種多様な社内研修が用意されているのか、外部研修の参加機会があるのかどうかなどを、入社前にしっかりと確認しておきましょう。
② 職場の雰囲気
当然のことながら職場の雰囲気が良いかどうかは、働きやすさに直結します。可能であれば会社が運営している学童保育所を見学させてもらうと良いでしょう。見学をさせてもらえることになったら、 職員同士のコミュニケーションが活発かどうか、働いている職員の子どもとの関わり方などを確認してみることをお勧めします。
見学が難しい場合は、就活・転職サイトで会社の離職率や産休・育休取得率、先輩社員の声・口コミなどについて調べてみましょう。長期的に働ける環境であるかどうかは非常に重要なポイントです。
③ 勤務条件
自分の価値観や生活スタイルに合致している勤務条件かどうか、入社前に確認をしておくことが必要です。
特に、勤務時間(シフト制か固定時間か)や、給与・福利厚生、有給休暇の取得のしやすさなどについては必ず確認しておきましょう。夏休みなどの長期休暇期間は朝から夜までずっと開所をする1日保育が続き、労働時間が長くなってしまうため、36(さぶろく)協定と呼ばれる「変形労働時間制」を導入している施設もあります。それらの労働環境を事前に知っておくことで、入社後のギャップを減らすことができますよ。
まとめ
学童保育所は、新卒であっても働ける環境が整っており、未経験でも活躍できる職場といえます。特に、子どもと関わることが好きな人やコミュニケーション能力が高い人、臨機応変な対応ができる人やチームで働くことが得意な人などにとっては、学童保育はとてもやりがいのある職場になるはずです。
ぜひ、自分に合った学童保育施設を見つけてくださいね。
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