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雨の日だってワクワク!学童で楽しむ室内遊びをご紹介!

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梅雨の季節になると、学童保育所で過ごしているこどもたちと職員にとって大きな問題がひとつ。
それは外遊びができないこと!!!
思うように外で遊べないと、こどもたちはストレスが溜まってしまいますし、室内で走り回って怪我につながるなんてことも…。
しかし、そんな雨の日は、室内でワクワクするような遊びを満喫できるチャンスなのです!
今回のコラムでは、学童保育所で梅雨を楽しく過ごすためのアイデアをいくつかご紹介します。
室内でのゲーム実践例(大人数で盛り上がれる遊びから、少人数でじっくり楽しめる遊び)や、梅雨ならではの工作や科学遊びまで、子どもたちの創造力と好奇心を引き出す遊びがたくさん!
雨の日だからこそできる特別な遊びを、ぜひ取り入れてみてくださいね。
◎室内でのゲーム実践例
少人数から大人数まで遊べる様々な室内遊びをご紹介します。普段のちょっとした遊びでも、室内イベントの企画にも活用してみてください。
①新聞紙じゃんけんバトル
【必要なもの】
・新聞紙(参加人数分)
【遊び方】
1. こどもたち一人ひとりに新聞紙を1枚渡し、床に広げて立ってもらう。
2. みんなとじゃんけんをする代表のこども(職員でもOK)を一人決める。
3. 代表のこどもとじゃんけんをし、負けたら新聞紙を半分に折る。
4. どんどん立つスペースが狭くなっていく中、最後まで新聞紙の上に立ち続けられた人が優勝!
じゃんけんという誰もが知っている遊びをもとにしたゲームのため、人数・年齢を問わず楽しむことができますよ。
②風船バレーバトル
【必要なもの】
・風船 10個程度
・スズランテープ
・ビニールテープ(養生テープでも可)
【遊び方】
1.バレーコートをイメージして、スズランテープとビニールテープ(養生テープ)を使って簡易に陣地を作成する。
2.こどもたちを2つのチームに分ける。
3.2チームがそれぞれのコートに入って準備ができたらバトル開始!職員がコート外から大量の風船をコート内に入れて行く(一気に全ての風船を入れてもよし、様子を見ながら順次に入れて行くのもよし!)。
4.制限時間(3分〜5分程度)内に出来るだけ相手のチームへ風船を入れられたチームの勝ち!
大人数で楽しめる室内ゲームの一つです。大量の風船にこどもたちのテンションが上がること間違い無し!バレーという名前がついていますが、「風船を落としてはいけない」や「味方チームが3回以上触ってはいけない」などバレールールを反映させると難しくなりすぎてしまうので、「とにかく相手チームに風船を投げ入れる!」といった簡単なルールにして進行しても良いでしょう。
通常よりも大きなサイズの風船(90cm程度)を使ってみるのもオススメです。見た目のインパクトが大きいためこどもたちの興味を惹けますし、通常サイズの風船よりも動きがゆっくりになって、バレーのように風船を打ち合えるようになって面白いですよ。
③てるてる坊主ボウリング
【必要なもの】
・ペットボトル 6本 or 10本
・キャンディボール
・画用紙
【遊び方】
1. 空のペットボトルに、画用紙で作ったてるてる坊主やカエル、紫陽花などのイラストをくっつける。
2. 1で作ったペットボトルをピンに見立て、並べる。
3. キャンディボールを転がしてピンを倒す。
ペットボトルボウリングはどの季節であっても万能に使える遊びです♪
ピンに水を少し入れると安定しますが、倒れづらくなりますので、こどもたちの様子をみて調整してみてください。
④雨に関わるクイズ&なぞなぞ
【必要なもの】
無し
《クイズ例》
・雨が降った後、空に見える七色のきれいなものは何?
答え→ 虹
・日本で一番雨の多い季節は、春・夏・秋・冬のどれ?
答え→ 夏
・梅雨の季節に生えて、紫や青の花といえば何?
答え→ アジサイ
《なぞなぞ例》
・水の中で生まれるのに、雨の日になく動物は?
答え→ カエル
・雨の日にどんどん大きくなるけれど、晴れたらすぐに消えてしまうものは?
答え→ 水たまり
・水がなくても咲く花は何?
答え→花火
みんな大好きクイズやなぞなぞは事前の準備を必要とせずにパッと出来るのが良いところです。
急な雨で「どうしよう!」と困った時や、帰りの会やおやつの時間などに、是非出題してみてください。
◎梅雨らしい工作イベント
梅雨ならではのモチーフを取り入れた創作・工作例をご紹介します。
①紙皿傘づくり
【必要なもの】
・紙皿1枚
・セロハンテープ
・モール
【作り方】
①紙皿に8等分の折り目線を引く。
②紙皿を半分に切ったら、折り目に沿って四角錐の形に折り、傘の形にする。
③裏側からセロハンテープでとめる。
④お好みで紙皿傘に絵付けをしたり好きな形に切ったりする。
⑤紙皿傘にモールを通したら、セロハンテープで固定する。
⑥モールの端(傘の持ち手になるところ)を丸くしたら完成!
②お天気カレンダー作り
【必要なもの】
・紙
・カラーペン
・丸シール(なくてもOK)
【作り方】
1. 6月のカレンダーを手書きで作る(カレンダー自体は職員が作り、周囲に季節に合った絵をこどもたちに描いてもらうでも◎)。
2. 毎日の天気を記録していく。「今日は雨だから、青のシールを貼ろう」など、丸シールを使っても良い。
カレンダー作りという工作だけでなく、天気記録をつけてみることで、楽しみながら「梅雨の天気の傾向」をみんなで分析することもできちゃいます。
③雨の日に舞うカエルモビール
【必要なもの】
・緑色の折り紙(カエル用)
・青色・白色の折り紙(雨のしずくや雲を作る用)
・糸または透明のテグス
・穴あけパンチ(なくてもOK)
・はさみ
・テープまたはのり
・棒(竹串やストローでOK)
【作り方】
1. 折り紙で2~3匹のカエルを作る(ジャンプカエルの形でも楽しいですね!)。
2. 折り紙のカエルに、目を描いたり模様をつけたり自由に絵付けをしたりする。
3.青色の折り紙を小さく切り、雨粒の形にする。
4.白い折り紙で、ふわふわの雲を作る。
5.カエルや雨粒に穴を開けて糸を通す。穴あけパンチがあると簡単ですが、のりやテープで糸を裏側に貼りつけてもOK!
6.棒に糸をバランスよく結びつけたら完成!カエルが飛び跳ねるような配置にしたり、雲の下から雨粒が降るように並べたりしても◎
部屋の天井や壁に飾ると、雨の日でも楽しい雰囲気になります。窓際に置くと、風でゆらゆら動いてさらにかわいいですよ。
カエル・雨粒・雲以外にも、青・紫の折り紙を使ってアジサイの花を加えてみたり、カエルの色を変えてカラフルにしてみたりしても楽しいでしょう。みんなでカエルをたくさん作って、モビールを連結すると、大きな作品にもなります!
色々なアレンジができますのでこどもたちと自由に作ってみてはいかがでしょうか?
◎梅雨らしい科学遊び
梅雨らしい水に関わる実験を通じて、遊びながら身の回りの不思議や科学に触れられるアイディアをご紹介します。
①ペットボトルで渦巻きを作ろう!
【必要なもの】
ペットボトル
水
液体せっけん(少量)
食紅(なくてもOK)
【やり方】
1. ペットボトルに水を入れたら、見やすくするために食紅で色をつける。
2. 液体せっけんを数滴入れる。
3. ボトルをぐるぐる振り、渦を観察!
渦の動きを見ることで、台風や竜巻のような回転について自然と学ぶことができます。
食紅やせっけんを入れることで渦が観察しやすくなりますよ。
②水で浮かぶ不思議な絵
【必要なもの】
ホワイトボード用のペン
透明なガラス皿 or アルミホイル
水
容器(ボウルやコップ)
【やり方】
1. ガラス皿やアルミホイルなどのツルツルしたものに、ホワイトボードペンで好きな絵を描く(魚や傘の形なども可愛いです)。
2. 絵が乾くのを待つ。
3.容器に水を張り、絵を描いた面をゆっくりと水に浸す。
4. アルミホイルやガラスから絵が剥がれて、水面に浮けば成功!
自分が描いた絵が水に浮かぶという不思議な体験ができる面白い科学実験です!
ホワイトボードマーカーやガラスの種類によって剥がれやすさが違いますので、こどもたちに実践してもらう前に職員間でチャレンジしてみると良いかもしれません。水に浮かぶペンという商品も販売されていますので必要に応じて導入してみても良いでしょう。
③雨水を濾過してみよう!
【必要なもの】
・雨水
・小石
・砂
・脱脂綿(ガーゼでもOK)
・ろ紙(コーヒーフィルターでもOK)
・ペットボトル
【やり方】
1. ペットボトルを半分に切り、飲み口側を上にしてセットする。底の部分は水を受ける容器として使う。
2. ペットボトルの口に脱脂綿(またはガーゼ)を置く。
3. その上にろ紙(コーヒーフィルター)を重ねてセットする。
4. フィルターの上に小石を敷く。
5. 次に砂を重ねる。
6. 最後にもう一度小石を乗せる(雨水が均等に広がるように)。
7. ゆっくりと雨水を上から注ぎ、ペットボトルの底に落ちる水を観察する。最初は濁っているかもしれないが、数回繰り返すことで透明度が増していく。
ペットボトルを切る作業など、こどもにやってもらうには危険だと感じられる部分は職員が準備しておくと良いでしょう。
ろ過する材料によって効果が変わるので、砂を多くする、石を細かくするなど工夫すると違いがわかりやすくなります。また、雨水は水たまりの水を使用するなど、泥水のような色をしているものだと濾過の効果がわかりやすいです!
実験後に水を煮沸したり、さらに別のフィルターを通してみたりすると濾過効果の違いが楽しめますので、色々アレンジをしながら楽しんでみてください。
まとめ
梅雨の季節は「外で遊べないからつまらない…」と思いがちですが、工夫次第で室内でもとても楽しく過ごせるようになります。外の天気に左右されず、どんな日でも楽しめる遊びを知っていることは、こどもたちにとってとても幸せなことです。
今回ご紹介したような大人数で盛り上がるゲーム、友だちとじっくり楽しむ遊び、梅雨ならではの工作、そして科学の不思議を感じる実験――これらの遊びはどれもこどもたちの好奇心や創造力を引き出すことができますし、こどもたちがワクワクするような体験活動につながるはずです♪
雨の日だからこそできる特別な遊びを楽しみながら、こどもたちと梅雨の季節を満喫してくださいね。

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